楽天の三木谷社長が自社の英語公用語化について書いた本。

P4.結果が出ている。

以下の結果はすごい。あくまで平均値だし、ついていけずに辞めた人もいると思う。
外から採用された既に英語ができる人もある程度はいると聞いている。
しかしながら1年半で平均150点以上あげている。社員1万人に対して実施して、
実現させてしまうところが半端ない。

TOEICのスコアは、2010年10月の集計開始時点で楽天社員の平均が526.2点だったが、2012年5月には687.3点となった。

P21.当たり前のことだけど、日本人だけの知恵で戦えるほど世界は甘くない

将来の世界進出をにらみ、オリジナルなサービスを生み出していくためには、日本だけではなく広く世界から、優れた才能を持った人材を雇い入れなければならない。

その足かせになっていたのが、日本語だった。是非とも雇いたい逸材を、日本語がしゃべれないからといってあきらめなければならないのは、あまりに惜しい。

P32.目指すのはイングリッシュではなく、グロービッシュ

社内公用語を英語化するといっても、どのレベルの英語を目指すのか。それによって、勉強方法が変わってくる。だから僕は、社内公用語化を宣言したとき、「しっかりした英語でなくてもかまいません。つたない英語でかまいません。」と社員たちに伝えた。
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楽天の日本人社員も含め、多くの日本人は、発音は完璧、文法も完璧な英語でなければ通じないと思っている。日本人の英語力がなかなか上達しない一因は、この思い込みにある

これは僕自身も同感だ。過去のエントリー「英語は度胸で話せる」でも書いたが、話す壁は意外に高くない。むしろ英語を話せない日本の中高の先生に高いように思わされているだけである。

P89.グローバル展開時の英語。実は歩みよりの一歩

僕らは必ず買収先の経営陣に東京本社に来てもらい、実際に英語で会議をしている場面を見てもらう。僕らの英語は下手くそだ。会議も円滑に進むわけではない。しかし、おそらく彼らは「楽天は本気で世界一のインターネットサービス企業になろうとしている。
これなら一緒にグローバルで戦っていける」と感じてくれたと思う。

P130.英語の方が意見が言いやすい

僕は、いつも「意見があったら、何でも言ってくれ」と社員たちに言っている。耳の痛い意見でもちゃんと聞くリーダーの態度が、組織にとっては大切だと考えるからだ。しかし、現実には、このようにズバッと「私は賛成しません」という社員はほとんどいない。

おそらく日本語でははっきり「私は賛成しません」と言いにくかったのだろう。どうしても日本語だと、反対意見を持っていても、遠回しな言い方になりがちだからだ。

英語のほうが議論しやすい面がある、実際、Yammerでは”I don’t agree…”の投稿にについて、国内と海外を問わず、多くの社員が参加して、賛否両論、活発な議論が展開された。

 

思ったこと

なんだかんだ言って、社員の実力をあげているのはすばらしい成果だと思う。
やり方はどうあれ、実際に楽天の社員は英語の力がつき、楽天でもそれ以外でも
前よりも戦える範囲が広がった。

そしてもう一つ面白い発見が日本語の遠回しな言い方と違って、
特に下手くそな英語力だとはっきりものを言わなくてはいけないというか
言ってしまうことになる。

結果的に社内での意見交換が活発になる、というのは面白い現象と感じた
うちの会社も早々に社内を英語公用語化にすべきだと感じた1冊。
なんせオンライン英会話の会社ですからね☆