経営者、或いは部門長以上の最大のミッションは意思決定です。そしてその意思決定をする際に一番参考になるのが経験者のアドバイスです。

例えば、

  • 起業後のどのタイミングで資金調達をするか
  • 幹部人材の候補者を採用するかどうか
  • 利益確保できない事業をどのタイミングで撤退するか
  • 海外進出はするべきかどうか。進出するならどうやってやるか

などなど、意思決定をしなければいけないが、その意思決定が会社に重要なインパクトを与える課題にしばしば直面します。仮に1週間後に決める必要があればそれまでに情報収集や脳内思考を繰り返したいものです。

ただ、経営や新規事業に携わる中で一番参考になったのは経験者のアドバイスそのものでした。書物やインタビューから得た知見も有用ですが、その場に直面して実際に自ら判断してきた方の話ほど参考になるものはありませんでした。

上は実際に自らが直面した課題ですが、これらは個人として未体験の中での意思決定だったので、必ずその道の先端を走る人に聞きにいきました。

例えば、4つ目の「海外進出はするべきかどうか。進出するならどうやってやるか。」は全く分からなかったので、日本のベンチャーで海外進出してある程度の規模の売上がある会社の経営者や商社、BCG時代のアルムナイネットワークを伝ってロケットインターネット系の経営者に会いにいきました。

ちなみに、日本のベンチャーで海外進出してある程度の規模の売上がある会社の方は「商社の門を叩く」「競合の幹部と接触する」「税制などを調べる」といったアドバイスはもちろんのこと、最後は現地の人をトップにして任せられるかどうかだと言われ、そのアドバイスが意思決定の大きな軸になりました。

実際に経験した人と学んだ人は同じようなアドバイスでも、何かこうラストワンマイルへ届いているか、届いていないかの境目のようなものがあり、言語化するのが難しいのですが、そのラストワンマイルこそに全てが詰まっていると感じます。

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

とドイツの宰相オットー・ビスマルクが述べたと言われていますが、まさに自分の過去の経験よりも、”他人の経験=歴史”に学ぶ大事だな感じます。

そういう意味では起業については初の経験なので、気軽に相談できる起業経験のあるメンターが欲しいなと思ったりする今日この頃です。