は、転職を考えている友人・知人から一番聞かれることです。直近だと、先週の金曜日も聞かれました。ちなみに過去に書いたブログで一番PVが多かったのはこれでした。みんなやっぱり迷いますよね。

スタートアップに「転職してもよい理由」と「しない方がよい理由」
  ぼくがBCGからレアジョブに転職したのは2010年の頭で、まだリーマンショックの余波も残っており、スタートアップという言葉も日本では一般的ではない頃でした。転職すると伝えても周囲からは怪訝な顔をされたものです。レアジョブもまだ神田警察署内にあ...

 

従いまして、今日はどーんと良いこと(ばっかり)を書いてみようと思います。ちなみに悪いこと(というより、大変なこと)も、あります。

スタートアップに転職して大変なこと

一応、自分のケースだと、

  • 給与が下がる。福利厚生はなくなる。退職金もなくなる
  • イベントで名刺渡しても、なんとなく話を切り上げようとされる
  • 異なるカルチャーの人が集まるので同僚と喧嘩したりする

ちなみに戦略コンサル時代に名刺を渡した際は

「いやー、山田さんって頭いいんですね〜」(実際の特技はコールドコールと店舗ヒアリングで、同期の頭良い系とは違う人種でした)

から、ベンチャー以降は

「レアジョブってなんかの転職会社ですか?あ、英会話ですか。フィリピン人って英語話せるんですか?へー、ではでは。」(今は本当に変わりました。その変化こそが醍醐味です。)

みたいな反応でした。

いや、もうここで、”続きを読まない”、を選択されてしまっては、大企業の優秀な人材にスタートアップ/ベンチャーに来てほしいという僕の思いが達成されないので、このくらいにしましょう。

 

 

スタートアップに転職して良かった3つのこと

さて、本題に入りたいと思います。スタートアップですが、本稿の場合は、前提として創業後の数年内に急成長を経験する組織と定義しておきます。

仕事が自分事になる

大企業にいる際はよほど上のポジションの人を除いて、この人が抜けると会社の業績やオペレーションに大きな影響が出る、という人は非常に少ないはずです。これまで構築してきた仕組みに大きな価値があるので、それは当然です。

一方でスタートアップの場合は、当然仕組みはなく、人だけでぎりぎり回っている状態です。つまり、一人一人がその企業を継続させるために重要なポジションを自動的に担うことになります。

人事担当は一人だけ、とかインフラエンジニアは一人だけ、というケースはよく耳にすることです。そんな中で責任者という意識をもって、ユーザーに価値を提供する最前線に立つことは、まさに”生きている”実感を味わうことができます。

 

若くマネジメント・経営にチャレンジできる

成長事業を運営する組織は常に人手不足です。当然、成果を出していればマネジメントに挑戦する機会も大企業より早くやってきます。自分自身の場合も26歳になる頃には数人のフルタイムスタッフを、パートタイムスタッフも含めると数十人の組織をマネジメントする立場でした。

当然、すぐにうまくできるはずもなく、自分自身が未熟な故にチームメンバーの不満爆発や退職などを招いてしまったこともあります。ただ、こうした失敗の積み重ねでしか、マネジメントを学ぶことが難しいのも事実です。そしてマネジメントの幅が広げておけばおくほど、新たなことに挑戦する際にそのスピードが上がります。一人でできることは限界がありますからね。

30歳くらいで上場企業の執行役員ができたのもスタートアップならではですね。

 

どんな問題や課題も怖くなくなる

 

事業が仮に倍々ゲームで成長し、組織も同様に倍々ゲームで成長しても、それと同じペースで成長できる人はほぼ存在しません。子供の成長でも体重が倍になるのはせいぜい生まれて1〜2年くらいです。

つまり倍々ゲームで成長する組織は必ずと言ってもいいほど、成長痛を経験します。そして、組織の成長痛は遠慮なく、人を襲います。それは、これまで活躍していた人が突然何もできなくなったり、これまで経験したことの無い課題が降ってきたり…などなどです。

一方で、そうした問題や課題をこなしていると、ある時悟りを開くかのごとく、どんな問題や課題がきてもポジティブに受け止められるようになります。問題や課題には法則性があるので、経験者に聞きに行くが一番の解ではあるのですが、とにかく新しい難題に対する耐性ができてくる感覚です。

個人的にも新しい難題に対して試行錯誤を繰り返して、解をつくっていくのがスタートアップで働く醍醐味だと考えていたりもします。おそらく人生でこの中毒を一度でも味わうとなかなか抜けられないのではないかと…

 

スタートアップのすすめ

以上、もうスタートアップは良いところばかりですね(笑)。ぜひぜひ、大企業の皆様も長い人生一度くらいスタートアップを経験してみてはどうでしょうか。

ちなみに上の世代と明らかに変わったのは大企業もまた上記の理由からスタートアップ経験者を欲していることです。つまり、もう大企業→スタートアップは片道切符ではないのです。

とはいえ、大企業→スタートアップですごく迷っているんです、という方はいつでもFacebookあたりでメッセージ頂ければ、分かる範囲でお答えします!

以上、”スタートアップ/ベンチャーのすすめ”でした