ぼくがBCGからレアジョブに転職したのは2010年の頭で、まだリーマンショックの余波も残っており、スタートアップという言葉も日本では一般的ではない頃でした。転職すると伝えても周囲からは怪訝な顔をされたものです。

レアジョブもまだ神田警察署内にある「ベンチャー KANDA」という公営のベンチャーインキュベーション施設で創業者含めて10人弱、入社後も自分の座席なんてなく出張中の社長席を借りての仕事でした。ザ・スタートアップの環境です。

そんな関係からスタートアップに転職を迷っている方から相談受けるのでその際にどんな風に答えているのかの紹介します。

まず、スタートアップに転職してもよい理由は以下の3つにしています。

1.会社のミッション・ビジョンがすごく好き
2.創業経営者=大株主がすごく好き
3.めちゃくちゃ儲かりそう

全てがある必要はないですが、このどれかの理由がないと苦しいときに逃げる理由になってしまいます。ある種、1~3とも選択を含めて主語が自分になっていることも大事です。

僕の場合はとにかく「1」が魅力的に感じました。松下幸之助の水道哲学を引き合いに出し、英会話を誰もが学べる環境を作り、 その結果としてEqual chances for everyone, everywhere(後に冒頭のequalは大議論の末なくなります。)を実現する。

また、5年以内にオンライン英会話で世界一になり、10年以内に日本発のクラウドソーシングで世界に挑戦するというものです。

そして、面接のときに「ベンチャーに入社するのは早ければ早いほど良い」という戦略コンサル出身の創業者の決してロジカルではない口説き文句に、給与を決める前に前職に退職を伝えていました。ある種入り口は「1」で、口説きは「2」ですね。

「3」のところは、帝国データバンクや日経テレコンで調べたりしましたが、あまりよく分かりませんでした。コンサルには向いてなかったのかもしれませんw

 

逆に転職しない方がよいと思う理由は以下です。

・チームがイケている
・ビジネスモデルがイケている
・人に勧められた 等

まずチームがイケているですが、数年後まで同じチームが残っているケースは非常に稀です。チームは会社のフェーズや家庭環境によって徐々に変わっていきます。変わらないと成長しないともいえます。

ビジネスモデルを拠り所にするのも微妙です。ピボットという言葉があるようにビジネスモデルは変わる可能性が大いにあり得ます。

また、人に勧められたスタートアップにいくのはオススメしません。まず、スタートアップ初期は創業者自身が人の採用に注力して口説いてまわるべきなので直接勧められたいものです。

これはあくまで10人〜20人以下のスタートアップ初期に当てはまることですが、スタートアップの転職に興味がある方はぜひぜひその本当の理由を問うてみてください。それより大きくなって資金調達や売上成長が本格化するとそのあたりも変わってきます。

また、そのあたり詳しく聞いてみたい、という方はこちらまでご連絡ください。個人的には、大企業で物足りなさを感じているくらいならどんどんスタートアップに人が出てきて欲しいと思っています。そうした気持ちを応援できればなと思います。

ちなみに最近ではスタートアップに転職するリスクも大幅に下がっていると感じます。というのも、大企業やネットベンチャーなどがスタートアップ経験者を好む傾向が出てきており、最悪潰れても次の仕事は全然ありますw