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重厚長大企業出身なのか、流行りものスキル系のカタカナは嫌いなんですが、久々に仕様書やデザインのワイヤーを考えるに当たって勉強のために読んだ本。すげー勉強になる。

これまではなんとなく紙の上で「ああだ、こうだ」と考えてから仕様書やワイヤーを作っていたのですが、それだけでは不十分で

・サービスを設計する上で考えるべきフレームを知り
・その上で、実際にプロダクトを使うユーザーの日常行動やタスクをヒアリングし
・その情報をもとに優先順位をつけて仕様書やワイヤーに落とし込む

の順でやっていくことでユーザーにとって価値の高いプロダクトを作っていくべしと説かれています。

特に本の中ではそのステップを以下の5つの段階に分けて、Strategyから初めて、各段階をいったりきたりしながら、徐々にSurfaceまで進んでいくべきと説いています。

・Surface(表層):実際の開発
・Skelton(骨格):ワイヤーの作成
・Structure(構造):機能とコンテンツを情報の移動あるいは構造として定義
・Scope(要件):機能とコンテンツの設計
・Strategy(戦略):ユーザーのニーズとサービスの目的を定義

 

elements

(出所:UXについて理解が深まる!ユーザーエクスペリエンス概念図まとめ【再更新版】)

 

ああ、なんとなくこれを作りたいから始まるアイデアを異なる役割の人を巻き込みながら形にしていく段階で、「明瞭に言葉で定義されている」状態でないとプロダクト開発のスピード感はなかなか上がりません。

その言葉での定義化を行う上で、こうしたフレームを理解して進めるとスピード感が上がるなと強く感じました。

何より驚くのが10年以上前に出た絶版の本なのに、まだまだその骨格にある考え方は色あせていない、あるいは理解して最新のものにも一部反映できるというだけですごい本ですね。

ウェブ戦略としての「ユーザーエクスペリエンス」―5つの段階で考えるユーザー中心デザイン (Web designing books)