『「胸キュン」で100億円』 から新規事業、プロダクト開発の真髄を学ぶ

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「胸キュン」で100億円
年末年始に読んだ中で一番のヒット作でした。「ボルテージ」は恋愛ゲームはやらないのでよくは知らなかったのですが、リーマンショックもスマホ移管も軽やかに乗りこえて成長を続けている優良企業のようですね。

社内で新規アプリの企画を担当するメンバーから勧められて読んだのですが、以下の部分に超絶共感しました。新規事業って華やかなように見えますが、既存の仕組みもなければリソースもない、お金もないので、全部自分達でやるんですよね。企画、開発から始まりカスタマーサポート、レアジョブだと英単語などのコンテンツづくり、広告の細かい調整…。

そして、最もコアとなる部分、例えば単語アプリですと当たり前ですが、単語のコンテンツと例文、回答づくりですが、これも膨大な手作業の塊です。一見、洗練されたUIやキャッチーなマーケティングコピーに目が向いてしまいそうですが、違うんです。すごーく、細かい作業をぼくの横の机でやっています。

「中身は超アナログな仕組みだったんです。実際に電話して混雑状況を確認して、インプットしていく。ある会社で問われたのでそう答えたら『アナログですね』とバカにされて。でも、わかってないなぁ、と思いました。僕は留学の後半は、アメリカで起業のようなこともしていたんです。事業を考えるというのは、あの手この手でやらないといけない。そして先進的なサービスこそ、人力でやるんですよ。実際に事業をやってみたら、それがわかるんです。最初からボタンひとつでできる、なんて勘違いも甚だしい」

 

その他に、商売じゃなくって魂がこもっている事業ではないと当たらないや社長以外が新しいプロダクトを生み出せる仕組みを構築している話は非常に共感が持てました。

・大事なことは、魂がこもっているか、ということなんです。どうして面白いコンテンツが作れるのか、というと、自分の中から本当に出てくるものだから、なんですね

・ここは、ニーズが高い割に供給が少ない〟〝儲かりそうだな〟なんてビジネス的な発想でやっていても絶対うまくはいかない。そんなふうに商品や事業を見てはいけないということです。魂を揺さぶるものを作りたい、生きる意味を探っていくような物語を提供したい、という自分の軸が大切になる。そういうものを人々は求めているんです

・ドラマやストーリー、映画といったボルテージの強みを活かすことができて、見る人たちの魂を揺さぶれる事業だ、と思ったからです。そもそも経営資源は限られます。売れる商品作りをするためにも、持っている力をひとつに集中させたほうがいいんです

・経営者がやらなければいけないのは、売れる商品作り。しかし、経営者だけが売れる商品を作れるのでは、会社は大きくはなりません。多くの社員が、売れる商品を作れるようにならないといけない。そのために必要になるのが仕組みなんです

・型はスタイルやフォーマット、といってもいいかもしれない。クリエイティブの世界では、実は型を作ることこそ、重要なんです。実際、あらゆるジャンルで、『型』を持っている人が大きく名をあげています。小室哲哉の音楽はどれも似ていますよね。小田和正は結局、同じ歌なのに心に刺さる。サザンオールスターズにも独特の空気感があります。安藤忠雄の建築はコンクリート打ちっ放しです。ゴッホは『ひまわり』のようなものばかり描いていたし、小津安二郎は父親と娘の話ばかり作っている」  どうして「型」を追求するのかといえば、それがスキルを高めていくことにつながるからだ。うまくなるのである。どんどん充実するのだ。

 

 

 

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